フリクションは一度書いても消せるボールペンとして、登場から人気を集めています。一時はブームと言えるほど販売が伸びていて、マスコミにも度々取り上げられていました。ボールペンとして書けるのに消せるというのは大きい要素で、また消しゴムのように消しかすが出ないので綺麗な状況で使い続けられるのも便利です。昔から消しゴムで消せるボールペンというものは度々登場していましたが、あまりきちんと消せなかったり消しゴムの種類が指定されたりと不完全なものであったため、かなり精度が高く使えるフリクションが注目されたのです。

日本では鉛筆からシャーペンやボールペンまで学校で使うものなので、消す用途があるならシャーペンなどを使うのが普通ですがこの常識が違う国があります。それがフランスで、ボールペン使用が当たり前になっていたので、この消せるフリクションが大ブームになりました。ほぼ消せないものとして文字を書いてきた国としては、かなり革命的な文房具だったのでしょう。ただし日常的に使う場合問題がない訳ではありません。

日本では使い分けているため、つまり消せない事が重要な文字に使っていたボールペンが消せてしまうと、契約書のサインなどで問題になるからです。そのためフリクションは重要な契約などに使わないだけでなく、学校で禁止しているところもあるぐらいなので注意しましょう。便利なのは嬉しい物ですが、その便利さがどんな時にも有利に働くとは限らないのです。